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年収103万円の壁改革案に国民民主玉木氏が痛烈批判「異形の姿」将来への懸念も

2025-02-26
年収103万円の壁改革案に国民民主玉木氏が痛烈批判「異形の姿」将来への懸念も
毎日新聞

年収103万円の壁改革案、玉木氏が「異形の姿」と痛烈批判

国民民主党の玉木雄一郎代表(役職停止中)が、年収103万円の壁の見直しを巡る与党案に対し、X(旧Twitter)で強い批判を表明しました。玉木氏は「さらに細かい所得制限が設けられ、'異形の姿'となった。将来に大きな禍根を残すだろう」と投稿し、与党案に深い懸念を表明しています。

与党案の概要:複雑化する所得控除

今回の与党案は、自民党と公明党が提示したもので、年収850万円を上限に、非課税となる所得控除を4段階で上乗せし、課税対象となる最低限の所得(「壁」)を160万円に引き上げるというものです。この措置は、配偶者控除の見直しに伴い、主に高所得者層の税負担を軽減することを目的としています。

玉木氏の批判:複雑さと将来への影響

玉木氏が問題視しているのは、この与党案の複雑さです。所得制限が細分化されることで、制度が理解しにくくなり、税務処理も煩雑になる可能性があると指摘しています。また、今回の改革が将来に禍根を残す可能性も懸念しており、より公平で分かりやすい制度設計を求めています。

専門家の見解:制度の持続可能性への疑問

今回の与党案に対し、経済専門家からも疑問の声が上がっています。複雑な制度設計は、将来的な税制改正を困難にするだけでなく、国民の税に対する不信感を招く可能性があると指摘されています。持続可能な税制を構築するためには、よりシンプルで透明性の高い制度設計が不可欠であるという意見が多く聞かれます。

今後の展望:国民の理解と議論の必要性

年収103万円の壁改革は、国民生活に大きな影響を与える重要な政策です。与党は、今回の案を強行するのか、それとも国民の理解を得るための更なる検討を行うのか、今後の動向が注目されます。いずれにしても、国民的な議論を深め、より良い制度を構築していくことが重要です。

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