岩手県大船渡市山林火災、3日目も猛火続く!焼失面積1200ヘクタール超、ヘリ16機投入で消火活動強化
2025-02-28
読売新聞
岩手県大船渡市で発生した山林火災、深刻な状況に
岩手県大船渡市赤崎町で発生した山林火災は、28日も3日目を迎え、依然として猛火が続いています。当局は、消火活動を強化するため、ヘリコプターを16機投入する大規模な体制を敷いています。
焼失面積の拡大と住宅への被害
大船渡市によると、焼失面積は約1200ヘクタールに達し、これまでの600ヘクタール以上から大幅に拡大しました。火災の勢いは強く、住宅80棟以上が焼損する深刻な被害が出ています。また、27日には、痛ましいことに焼死体とみられる1人の遺体が見つかりました。
ヘリコプターによる消火活動の強化
28日には、前日に比べてヘリコプターが6機増強され、合計16機による消火活動が行われています。自衛隊の大型ヘリコプターや、岩手県、宮城県、福島県など近隣県からの支援機も加わり、一丸となって消火活動に取り組んでいます。ヘリコプターは、山林部への水上散布を中心に、地上からの消火活動を支援しています。
避難状況と今後の見通し
火災の影響で、800人以上が避難所に身を寄せ、安全を確保しています。大船渡市は、避難者への食料や生活必需品の提供、医療支援など、あらゆる面で支援を続けています。気象条件も厳しく、風向きや乾燥した天候が火災の延焼を助長している状況です。今後の天気予報も考慮しつつ、関係機関が連携して、一日も早く火災を鎮火できるよう努めています。
住民の安全確保と情報提供
現在、大船渡市では、住民の安全確保を最優先に、避難指示や避難情報の提供を継続しています。正確な情報を迅速に伝えるため、市ホームページや防災無線などを活用し、最新の状況を周知しています。住民の方は、市からの指示に従い、安全な場所で過ごすようにしてください。