金融機関向けAgentic AI共同研究会、NECが20社と立ち上げ!生成AIの安全な業務適用を加速
2025-08-01

朝日新聞デジタル
生成AIの業務適用を加速!NECと金融機関が共同研究会を発足
NECは、地域金融機関や系統金融機関20社と共同で「Agentic AI共同研究会」を発足しました。初回は2025年7月30日に開催され、金融機関とNECが一体となって、生成AI活用における業界横断的な課題解決を、効率的かつ安全に進めることを目指します。
なぜ今、共同研究会が必要なのか?
生成AIは、金融機関の業務効率化や新たな顧客体験の創出に大きな可能性を秘めています。しかし、その導入には、セキュリティ、コンプライアンス、データプライバシーなど、多くの課題が存在します。これらの課題を解決し、生成AIを安全かつ効果的に業務に適用するためには、業界全体での協力と知識の共有が不可欠です。
Agentic AI共同研究会の目的と活動内容
本研究会は、以下の目的を掲げています。
- 生成AIの最新技術動向の把握
- 金融機関における生成AI活用のベストプラクティスの共有
- 生成AI導入における課題の特定と解決策の検討
- 業界全体でのセキュリティ対策とコンプライアンス遵守の強化
具体的な活動内容としては、専門家による講演会、ワークショップ、事例発表、技術交流会などを予定しています。金融機関は、それぞれの課題やニーズを共有し、NECの技術力とノウハウを活用することで、より効果的な生成AI活用戦略を策定することができます。
昨年度の取り組みから発展
本研究会は、昨年度実施した「地域金融機関 生成AI共同研」の取り組みを発展させたものです。昨年度の共同研では、地域金融機関における生成AI活用の現状や課題を共有し、具体的な導入事例や成功要因を検討しました。その結果、より広範な金融機関との連携が必要であるという結論に至り、今回の「Agentic AI共同研究会」の発足につながりました。
今後の展望
NECは、本研究会を通じて、金融機関のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、より安全で効率的な金融サービスの提供に貢献していきます。生成AIの可能性を最大限に引き出し、金融業界全体の発展に寄与することを目指します。