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日銀、銀行株の保有売却完了!異例の措置は金融不安沈静化後、その役割を終える - 今後のETF処分に注目

2025-07-14
日銀、銀行株の保有売却完了!異例の措置は金融不安沈静化後、その役割を終える - 今後のETF処分に注目
熊本日日新聞社

日銀が銀行保有株式の売却を完了、異例の措置に幕

日本銀行が、金融市場の混乱を回避するために銀行から買い取っていた株式の保有を完了したことが14日明らかになりました。これは、2002年から断続的に行われてきた、中央銀行としては極めて異例な措置です。

金融不安沈静化と役割の終焉

2016年以降、金融不安が後退したことを受け、日銀は段階的に株式の売却を進めてきました。今回の売却完了は、日銀が金融市場の安定化という役割を終えたことを意味します。日銀は「中央銀行としては極めて異例の措置」と自ら表現しており、その重要性を示しています。

背景:銀行の経営危機と不良債権問題

この買い取りは、2002年当時、株価の下落により銀行が保有する株式の含み損が膨らみ、不良債権処理が滞る可能性があったことが背景にあります。銀行の経営危機が深刻化するのを防ぐため、日銀は異例の措置に踏み切ったのです。

海外でも類を見ない取り組み

中央銀行が自らの財務をリスクに晒して、国内金融機関の株式を買い取るという取り組みは、海外ではほとんど例がありません。日銀の独自性と、その大胆さを示す事例と言えるでしょう。

今後の焦点:ETF処分の動向

現在、日銀は金融緩和政策の一環として大量の上場投資信託(ETF)を保有しています。今後は、このETFの処分が新たな焦点となります。ETFの売却は、市場にどのような影響を与えるのか、注目が集まっています。

まとめ:日銀の異例の措置とその影響

日銀の銀行保有株式の売却完了は、金融市場の安定化という重要な役割を終えたことを意味します。今後は、ETF処分の動向が市場に与える影響に注目していく必要があります。この異例の措置は、今後の金融政策にも影響を与える可能性があります。

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