ワコム、テクノロジーソリューション事業の収益改善とブランド製品事業の構造改革が奏功!2025年3月期業績発表
2025-06-11

Investing.com 日本
ワコム、2025年3月期業績発表:テクノロジーソリューション事業の収益改善とブランド製品事業の構造改革が好調に寄与
ワコム (TYO:6727)は、2025年3月期の連結業績を発表しました。売上高は前期比2.6%減の115,681百万円となりましたが、営業利益は同44.7%増の10,210百万円、経常利益は同5.5%増の10,394百万円、そして親会社株主に帰属する当期純利益は同44.2%増の7,602百万円と、大幅な増益を達成しました。
テクノロジーソリューション事業の収益底上げが貢献
今回の好調を牽引したのは、テクノロジーソリューション事業の収益改善です。産業用デバイスや半導体製造装置向けのペンタブレットなどの需要が堅調であり、高付加価値製品の販売が好調に推移しました。特に、自動車産業や医療分野における需要拡大が収益に大きく貢献しています。
ブランド製品事業の構造改革も奏功
また、ブランド製品事業においては、構造改革が進み、収益性の高い製品に注力することで、大幅な改善が見られました。デジタルペンやタブレットなどの主力製品に加え、新たな製品ラインナップの拡充も進めており、市場での競争力を高めています。
今後の展望
ワコムは、今後もテクノロジーソリューション事業とブランド製品事業の両面で、成長戦略を推進していく方針です。具体的には、以下の点に注力していくと発表しています。
- 新技術への投資:AIやIoTなどの新技術を活用した製品開発を加速させ、新たな市場を開拓します。
- グローバル展開の強化:海外市場での販売網を拡大し、グローバルな顧客ニーズに対応します。
- サステナビリティへの取り組み:環境負荷の低減や社会貢献活動を推進し、持続可能な社会の実現に貢献します。
ワコムは、これらの取り組みを通じて、更なる成長を目指し、社会に貢献していくことを目指しています。
決算ハイライト
- 売上高:115,681百万円(前期比2.6%減)
- 営業利益:10,210百万円(前期比44.7%増)
- 経常利益:10,394百万円(前期比5.5%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:7,602百万円(前期比44.2%増)